人類皆病気

境界性人格障害

強制解雇

互いにBPD(且つ彼は統失と解離持ち)で精神不安定な為、ここ数ヶ月は同じパチンコ屋で雇って貰い、同じシフトにして貰いながら生活費を稼いでいた。

しかしバレンタイン前の2/13の昼頃、私はデリヘルで働いていた記憶がふと蘇りパニックを起こし、感染したかのように彼氏もパニックと解離を起こし自身が昔働いていたホストで今も働いていると錯覚。今までありがとうございましたと他人行儀な言葉を残して家を出て行った為、私は全てがどうでもよくなり浴室のドアノブで首吊りを計った。その日は遅番の日で、なんやかんやあってお互いが落ち着いた頃には出勤時間から1時間半が経過。無断欠勤という形になってしまったので当然二人とも「強制解雇」である。同棲しているカップルが突然同時に無職になるのはかなり痛かった。

好意でシフトも休みも一緒にして頂いていたのだから当然の報いだと思う裏側で、店に尽くそうと誰にも負けない愛嬌と笑顔で毎日働いていた私はたった1日の事でと全てが馬鹿らしくなり、暫くは仕事やお金のことは考えられないでいた。

対して冷静な彼氏はすぐに動き、新しいパチンコ屋で採用が決まった。貯金もろくにしていなかったのでとても有り難かったが、同時に襲ってくる罪悪感、私の生活は見事に崩れブロンを半量飲んでは自律神経を狂わせ、処方薬で無理やり眠りにつく日々が1週間ほど続いた。一日20時間ほど寝た日もあったと思う。食欲も性欲も失い、楽しみなんてものは一つもなかった。

 

というのは、今の彼氏と出会ってからは初めてだが、今までまともな形で退職した事が一度もない(大体は人間関係の縺れか閉鎖病棟入院が原因で自主退職)私にとっては慣れっこの事だった。

どうせ落ち着いた頃には家賃も携帯代も払えない状態になっていて再びデリヘルに戻るだろうと、金銭のことは特に気にしないでいた。

彼氏にまたデリヘルで働くからと言ったら泣かせてしまったので彼の仕事が始まってからこっそり働こうと考えていた。それが先日までの話である。